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プチ銀座落語祭 春風亭一朝・一之輔親子会 [落語]

プチ銀座落語祭 春風亭一朝・一之輔親子会
於:銀座山野楽器本店7階 イベントスペースJamSpot

春風亭朝呂久『浮世床』
春風亭一朝『たがや』
春風亭一之輔『百川』
春風亭一之輔『麻のれん』
春風亭一朝『大工調べ』


年末恒例の銀座落語祭が、山野楽器創業120周年記念ということで夏に「プチ」で開催?
そういや高校生の頃、吹奏楽部の友達と来たなー。
私はコントラバスクラリネットという結構特殊な楽器を担当していて、消耗品が近所で手に入りづらかったので、1時間くらいかけて電車で来たっけ。
結局遠いんで1回か2回しか来なかったけど。
とか感慨にふけっていたら、どうやら夏の「プチ」も恒例らしい。
年末は2〜3年連続で行ったけど、夏のは知らなかった。

会が始まる前に恒例の『電源切って』の歌がかかる。おそらく扇辰師、文左衛門師、小せん師の三K辰文舎によるものだと思うけど確証は持てない。
この歌でくすくすと笑いが起こりながら皆電源を切っている。上手いやり方だと思う。
(追記:どうにも気になったので、山野楽器に問い合わせてみたところ、馬桜師私物のプライベート音源との返事をいただいた。歌っている人の詳細は不明だが、カクスコという今は解散してしまった劇団の劇団員らしい、とのこと。全然三K辰文舎じゃなかった……恥ずかしい)

さて予想通り前座は朝呂久さん。
将棋と本の『浮世床』。
結構『浮世床』は演者によって演じる箇所や演出が違うのだけれど、当然といえば当然ながら一之輔師のと似ている。
が、やはり当然ながら面白さとしては格段の違いがあるというのが正直な感想。
具体的にどこが、というのではないのだけれど。間とかちょっとした言い回しとかなんだろう。

一朝師は真っ白で涼しげな着物で登場。
お約束の「イッチョウケンメイ」で大きな拍手が起こる。
「私は名前が一朝と申します」って、この会に来ておいて知らない人はいないと思いますが……。

一之輔師の『百川』は久しぶりに聴いた。
百兵衛のもしゃもしゃとした話し方と語尾の「ひぇっ」にもより磨きがかかっているようだ。
何かいうたびに笑いが起こる。もはや卑怯。

仲入りを挟んで再び一之輔師で『麻のれん』。
高座で聴くのは初めてで、久しぶりに一之輔師の未聴の噺に当たった。
酒の「なおし」をご馳走になっている場面で「大阪じゃ『なおし』を『柳影』っていうんですってね。近所の植木屋が言ってました」と『青菜』の植木屋がちらっと登場して大ウケ。
こういうの上手いなあ。

一朝師の二席目は『大工調べ』。
意図的なのか、連続して謝り倒してから一気に啖呵を切る噺。
『たがや』の侍はそれほどでもなかったのだけれど、大家の融通のきかなさ、因業っぷりがすごい。
やはりその方が啖呵を切ったときの爽快さが違う。啖呵の後に拍手が起こっていた。
お白州の場面も聴きたかったけど、与太の啖呵で時間切れ。

プチ銀座落語祭は明後日の兼好師と遊雀師の二人会も予約済み。
他にも行きたい会がたくさんあって心が揺れる。いつもすごくいい組み合わせなんだよなあ……。
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