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黒門亭 第一部 1934回 [落語]

黒門亭 第一部 1934回
於:落語協会2F

柳家フラワー『出来心』
三遊亭歌扇『長短』
春風亭一之輔『かぼちゃ屋』
柳家小ゑん『牡丹灯籠 42.195km』
金原亭世之介『明烏』


老若男女ばらけて、九割以上の入り。

フラワーさんは黒門亭で二回め。
まだ棒読みっぽい感じは否めないかなー。

歌扇さんの『長短』は長さんが上方の人。このバージョンは初めて聴いた。
江戸っ子が気が短いのはわかるけど、関西、特に大阪なんかだと「気が長い」ってイメージはないなあ。
いつまでも戸を開けて入ってこない長さんにこちらまでいらいら。これじゃ「気が長い」んじゃなくて単なるアレな人みたい。

一之輔師の与太郎噺は相変わらずの安定感。
噺の途中に『唐茄子屋政談』の若旦那とすれ違って「そっちの路地行かねぇ方がいいすよ、貧乏なおかみさんいますから。……へへ歴史を塗り替えてやった」というくすぐりは今日一番のヒット。

小ゑん師は理系っぽいマクラのあと、柳家の噺が続いたので、あえて三遊亭噺の牡丹灯籠。をベースにした新作。
……いやこれ牡丹灯籠ベースにしてるのかな。あってるのは下駄の音が聞こえるってことくらい。
なんだこれ(褒め言葉)。

世之介師は大ネタの『明烏』。
若旦那のなよなよっぷりがすごい。
源兵衛太助の札付きコンビもなんだかんだで優しそう。
やっぱりこういうのは噺家さんの性格が出るんだろうか。
若い頃に志ん朝師や小三治師に吉原に連れて行ってもらったという貴重(?)な思い出話も聞くことができた。
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